イギリスでは、春から夏にかけて、たくさんの個人の庭が一般に開かれます。
これは「チャリティーオープンガーデン」と呼ばれ、
訪れる人からの寄付を集め、医療や福祉などに役立てる活動です。

「自分の庭を社会に開く」──
それは、イギリスらしいやさしい文化のかたち。
庭づくりを通して感じる喜びや癒しを、
誰かの力になるようにと願ってドアをひらく。
その姿に、花を育てる人の誇りとあたたかさを感じます。

訪れた人は、花の香りに包まれながら、庭主の想いやストーリーにふれ、
自然と笑顔になっていきます。
庭がひらかれることで、人の心もひらかれていく──
そんな優しい循環が、この活動の魅力です。

そして私の庭も、
イギリスのチャリティー精神を受け継ぐ
NGSジャパン(ナショナル・ガーデン・スキーム ジャパン) に
登録・認定された庭です。
花の美しさを分かち合いながら、
少しでも誰かの力になれたら──
そんな願いを込めて、私の庭の扉をひらいています。

花が咲くことは、誰かの心を照らすこと。
庭を通して社会に光を届けるこの運動は、
まさに「花の力」が生きている姿なのだと思います。
季節とともに咲く花たちのように、
これからも心をつなぐ庭でありたいと思います。
