「葉と色で奏でる、夏の癒しアート」
ー暑い夏にこそ、緑を重ねる楽しみー

立秋を過ぎても、まだまだ真夏日が続くこの頃。
外に出るのも少しおっくうな日でも、室内や日陰で楽しめるグリーンは、心と暮らしに涼を運んでくれます。

今回は、観葉植物を使った寄せ植えギャザリングの作品をご紹介します。
夏の強い日差しや暑さにも負けず、みずみずしい彩りを届けてくれる3つの作品です。

1. ポトスのリース

黄緑色の “ライム”、白い斑入りの “エンジョイ” など、数種類のポトスを組み合わせた爽やかなリース。
5種類のポトスを使いました。
葉色のグラデーションがやわらかく繋がり、見ているだけで気持ちが明るくなります。

 

リースは「永遠」や「循環」を表す形。飾るだけで空間が華やぎ、涼やかな空気感が広がります。
ポトスは育てやすく長く楽しめるため、グリーンアレンジの入門にもぴったりです。

2. 観葉のギャザリング(S字スリットの綱木紋)

背の高い器に、S字を描くように植物を流れるように配置したギャザリング。
カラジュームの大きなハート形の葉、アンスリウムの鮮やかな赤、個性豊かなトラディスカンチアやプミラなど、形や質感の違いを楽しめます。

S字のラインは視線を自然に誘導し、作品全体に奥行きと動きを与えます。まるで静かな森を歩いているかのような、清涼感のある佇まいです。

3. 観葉のハンギングバスケット

丸みのあるバスケットから、葉がこぼれるように広がるハンギング。
ベゴニア・レックスの赤やピンクの鮮やかな葉色に、アイビーやポトスのグリーンを組み合わせて、涼やかさと華やかさを両立させました。
ベゴニアの葉のハートがよく見えるように植えるのがコツ…

飾ると、空間が立体的になり、視線が上がって軽やかな印象に。玄関先やテラスにも映える、夏のおすすめアレンジです。

暮らしに、涼やかなギャザリングを

花が少なくなる夏こそ、葉の色・形の重なりをじっくり楽しむ季節。
室内や半日陰で育つ観葉植物なら、真夏でもみずみずしい表情を保ち、日々の暮らしを彩ってくれます。

お気に入りの器や形を選んで、自分だけの「葉重ね」を作ってみませんか。
涼しい風とともに、緑の癒しが届きますように。

大貫茂子

こんにちは、大貫茂子です。2010年、教室の移築に合わせて雑木の庭をバラとハーブの庭に作り変えました。素材選びや植栽計画まで自身で手がけ、約130本のバラや四季の植物が楽しめる庭に。見てくださる方にも癒しと力を届けられるよう日々手入れしています。

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