花屋をやらない理由を聞かれて
ときどき聞かれます。
「花屋さんをやらないんですか?」と。
明確な理由があるわけじゃない、と
ずっと思っていました。
でも、最近やっと
自分の中の答えに気づきました。
それは、
お花のロスを出したくないから。
もちろん、
残ったお花を庭に植えればいい。
それでお花が無駄になるわけではありません。
花のロスと、どうしても消えなかった気持ち
それでも私には、
どうしても拭えない気持ちがありました。
それは、
その花の可愛さを
誰にも知られないまま終わってしまう——
その悲しさ。
「本当は、こんなに可愛いのに」
「この色、この表情、
好きな人がきっといるはずなのに」
庭はどんどん綺麗になっていく反面、
花壇に植える時間が、
私にはとてもつらかったのです。
花を売らず、レッスンという形を選んだ理由
だから私は、
花を並べて売る形ではなく、
レッスンという形を選びました。
リクエストをいただいてから、
その時々でいちばん良い花を選ぶ。
今、この季節だからこそ出会える
一番いい花を用意する。
効率はよくないかもしれません。
でも、
花にも、人にも、
嘘をつかずにいたい。
そんな想いで、
今の形を続けています。
これからも、
ひとつの「よかった」を、
大切に積み重ねていきたいと思います。
