🌿 日陰だからこそ生まれる、やさしい庭
〜シェードガーデンのすすめ〜

今日も30°越えでした。
連日の猛暑で、人も植物も疲れてしまってます。

そんな中で、柔らかな光が差し込む
シェードガーデン、日陰の庭は、涼やかで、心がホッとする空間になります。
強い日差しにさらされず、風が通り抜ける静かな庭。
まるで、森の一角にいるような…そんな気持ちにさせてくれます。

ですが、
「うちの庭は日当たりが悪くて…」
そんな声を、私はよく耳にします。

日陰の庭は、「植物が育たない」とか「華やかさに欠ける」と思われがちですが、
日陰を好む植物=シェードプランツは、意外とたくさんあるんです。

たくさんの種類があり、花も美しいクリスマスローズは代表格ですし、
山アジサイは、一般的なアジサイに比べ、小ぶりで、花も可憐です。
葉の色や形が美しいヒューケラやギボウシ、白い可憐な花を咲かせるティアレラ、青い花のブルンネラ、
斑入りの葉が綺麗なヤブコウジなどなど…

これらは、やわらかい光の中でこそ美しさを発揮します。

苔、シダ、ヤブランなどを取り入れると、しっとりと落ち着いた空間になりますね。
派手さはなくても、静かに心を癒してくれる植物たちです。

日陰だからこそ生まれる、やさしい庭 〜シェードガーデンのすすめ〜

庭がなくても大丈夫。
日の当たらない玄関先や、ベランダの一角、軒下のちょっとしたスペースが、プランターや壁掛けのグリーンにより、あなただけの小さな森に生まれ変わります。
観葉植物や苔玉を飾ってみるのも、面白い。

夏の暑さが苦手な方も、日陰なら無理なく楽しめるガーデンです。

「日陰の庭だから…」とあきらめるのではなく、
「日陰だからこそできる庭づくり」があります。

光と影がやさしく揺れるシェードガーデンは、
静かに心をととのえてくれる、癒しの空間。

無理せず、自然のままに——
ぜひ、あなただけの“やさしい庭”を楽しんでみてくださいね。

大貫茂子

こんにちは、大貫茂子です。2010年、教室の移築に合わせて雑木の庭をバラとハーブの庭に作り変えました。素材選びや植栽計画まで自身で手がけ、約130本のバラや四季の植物が楽しめる庭に。見てくださる方にも癒しと力を届けられるよう日々手入れしています。

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