最近、「花を買うことが少なくなった」という声をよく聞きます。
すぐに枯らしてしまう気がして…
手のかかる寄せ植えなんて…
そんな気持ち、よくわかります。
でも、ある日ふと気づいたんです。
朝、カーテンを開けた瞬間に目に入る一輪の花が、
思っていた以上に心をやわらかくしてくれることに。

花は、何かを「してくれる」存在ではなくて、
ただそこにいて、静かに寄り添ってくれるもの。
それだけで、不思議と呼吸が深くなります。
そして今、庭ではキンモクセイが咲きはじめました。
ふと風にのって届く香りに、
「秋が来たんだな」と感じる瞬間があります。
忙しい日々の中でも、香りが季節を教えてくれる。
そんな小さな気づきが、心を整えてくれる気がします。
さらに、春のバラとは違う、
こっくりとした色の秋バラも咲きはじめました。

深みのある赤やベージュが秋の光に映えて、
見ているだけで心が静かに満たされていくようです。
10月の庭は、少しずつ秋色に変わりはじめます。
ダリアやケイトウ、コスモス、ヒューケラ…
落ち着いたトーンの中に、ほっとする温かみがあって、
その彩りに触れるだけで「季節とつながっている」感覚が戻ってきます。
忙しい毎日の中でも、
マグカップに一輪の花、キッチンの片隅にグリーンを。
ほんの少しの花やグリーンが、心のバランスを取り戻すきっかけになります。

教室でも、
「花に触る時間が、いちばんリラックスできる」と話してくださる方が増えました。
花を通して、自分を大切にする時間が生まれるのだと思います。
もし最近、花から少し離れていたなら、
どうぞ無理のない形で“はなkasane”を始めてみてください。
季節の香りと色が、きっとあなたの心をやさしく包んでくれます。

今月のレッスンでは、秋色の花あわせを楽しむレッスンをご用意しています。
キンモクセイの香りと秋バラの彩りの中で、花と過ごす時間を感じてみませんか?