今日も30°越えでした。
連日の猛暑で、人も植物も疲れてしまってます。
そんな中で、柔らかな光が差し込む
シェードガーデン、日陰の庭は、涼やかで、心がホッとする空間になります。
強い日差しにさらされず、風が通り抜ける静かな庭。
まるで、森の一角にいるような…そんな気持ちにさせてくれます。
ですが、
「うちの庭は日当たりが悪くて…」
そんな声を、私はよく耳にします。
日陰の庭は、「植物が育たない」とか「華やかさに欠ける」と思われがちですが、
日陰を好む植物=シェードプランツは、意外とたくさんあるんです。
たくさんの種類があり、花も美しいクリスマスローズは代表格ですし、
山アジサイは、一般的なアジサイに比べ、小ぶりで、花も可憐です。
葉の色や形が美しいヒューケラやギボウシ、白い可憐な花を咲かせるティアレラ、青い花のブルンネラ、
斑入りの葉が綺麗なヤブコウジなどなど…
これらは、やわらかい光の中でこそ美しさを発揮します。
苔、シダ、ヤブランなどを取り入れると、しっとりと落ち着いた空間になりますね。
派手さはなくても、静かに心を癒してくれる植物たちです。
庭がなくても大丈夫。
日の当たらない玄関先や、ベランダの一角、軒下のちょっとしたスペースが、プランターや壁掛けのグリーンにより、あなただけの小さな森に生まれ変わります。
観葉植物や苔玉を飾ってみるのも、面白い。
夏の暑さが苦手な方も、日陰なら無理なく楽しめるガーデンです。
「日陰の庭だから…」とあきらめるのではなく、
「日陰だからこそできる庭づくり」があります。
光と影がやさしく揺れるシェードガーデンは、
静かに心をととのえてくれる、癒しの空間。
無理せず、自然のままに——
ぜひ、あなただけの“やさしい庭”を楽しんでみてくださいね。