秋を迎える庭の支度

台風が去り、また暑い日が戻ってくるようです。

今年の夏は本当に暑くて、庭仕事もなかなか思うように進みませんでしたが、それでも、庭の花たちは元気です。

ジニアやトレニアなど、暑さの中でも次々に花を咲かせています。

夏の庭で鮮やかな紫色の花を咲かせる鉢植え

夏の終わりの庭で咲くピンクや黄色、オレンジ色の花々

葉っぱが少し傷んでいたり、花が終わりかけていたりもしますが、それでも頑張って咲いている姿を見ると、

「もう少し頑張ってね」

と、声をかけたくなります。

そんな庭を眺めていると、少しずつ秋の気配も感じるようになりました。

フェンスに絡んでいるノブドウには、かわいい実がついています。

フェンスに絡み緑色の実をつけたノブドウ

今はまだ緑色ですが、これから色づいていくのが楽しみです。

そして、こぼれ種から出てきたケイトウ「霧島の秋」。

庭でこぼれ種から育ったケイトウ「霧島の秋」

自分で植えたわけではないのに、今年もちゃんと顔を出してくれました。

こういうところが、庭って面白いなぁと思います。

秋に向けて、少しずつ

秋の花を楽しむために、夏の終わりから始める庭仕事もあります。

伸びて姿が乱れてきた植物は、思い切って切り戻しをします。

今咲いている花を切るのは、ちょっと勇気がいります。

でも、もう一度きれいに咲いてもらうためには大切な作業。

暑さが少し落ち着く頃には、新しい芽が伸びて、秋の庭を彩ってくれることを楽しみにしています。

そして、そろそろ秋植え球根の注文も始まっています。

チューリップや水仙、ムスカリ、クロッカスなど、春に咲く花のことを考えながら球根を選ぶ時間も、庭づくりの楽しみのひとつです。

まだ暑いのに、もう春のことを考える。

庭の季節は、少し先へ、少し先へと動いていくんですね。

「整える」ということ

秋を迎える準備をしながら整えられた庭の小道

今年の夏は、庭を整えながら、

「整えるって、どういうことなんだろう?」

と、ずっと考えていました。

伸びすぎた枝を切ったり、草を取ったり、小道を広げたり。

「何を取り、何を残すか…」

庭を整えていると、自分の気持ちも少しずつ整ってくる。

少し庭がすっきりすると、なぜか自分の気持ちもすっきりする。

 

庭を整えることは、庭だけを整えているのではなく、もしかしたら自分の心を整えることにもつながっているのかもしれません。

そんなことを考えながら、今日も少しずつ庭に手を入れています。

秋の夕方を楽しむ

夕方の庭のパーゴラに吊るされた小さなランタン

秋になったら楽しみたいのが、夕方の庭です。

日が少しずつ短くなって、庭に灯りをともす時間も早くなります。

植物の間に小さな灯りがあるだけで、なんだかホッとします。

昼間とはまた違った庭の表情を眺めながら、ゆっくり過ごす時間。

そんな時間も、秋の庭の楽しみです。

まだまだ暑い日が続きますが、庭の中には少しずつ秋が近づいています。

秋の支度は、一度に全部するのではなく、少しずつ。

庭を整えながら、自分の気持ちも整えていく。

そんな時間を大切にしながら、今年も秋を迎える準備をしていきたいと思います。

大貫茂子

こんにちは、大貫茂子です。2010年、教室の移築に合わせて雑木の庭をバラとハーブの庭に作り変えました。素材選びや植栽計画まで自身で手がけ、約130本のバラや四季の植物が楽しめる庭に。見てくださる方にも癒しと力を届けられるよう日々手入れしています。

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