9月の庭 〜植物だけではない、庭を彩るもの〜

暑かった夏も、少しずつ終わりに近づいてきました。

庭では、夏の間に伸びすぎた枝を整えたり、草を取ったり、秋の花を迎える準備をしたり…

9月は、庭を少しずつ整える時間でもあります。

草花に囲まれた庭に置かれた白いガーデンチェア

庭づくりというと、どんな植物を植えるか、どんな花を合わせるかということに目が向きがちです。

もちろん、それはとても大切なことです。

私自身も、花と花、葉と花の組み合わせを考える時間が大好きです。

でも最近、改めて感じていることがあります。

それは、

庭をつくっているのは、植物だけではないということ。

庭の片隅に置いた小さなオブジェ。

少し古びた鉢や雑貨。

鳥や動物の置物。

植物の中に置かれたレンガ造り風の小さな家のガーデンオブジェ

そして、長い時間をかけて風合いを増していくガーデングッズ。

そんなものがあることで、庭に少し表情が生まれます。

今回写真に写っているガーゴイルも、そのひとつ。

花のように季節ごとに姿を変えるわけではありませんが、いつも同じ場所で庭を見守ってくれています。

植物の間から顔をのぞかせる姿を見ると、なんだか庭の住人のようにも感じます。

草花の間から顔をのぞかせる小人のガーデンオブジェ

ガーデングッズは、ただ庭を飾るためのものではなく、

その庭らしさをつくる大切な存在なのかもしれません。

庭の花や緑に囲まれた踊るカエルのガーデンオブジェ

花や葉の美しさ。

自然に伸びる枝。

そして、そこにそっと置かれたガーデングッズ。

それぞれが重なり合うことで、庭に少しずつその家らしい景色が生まれていくのだと思います。

もちろん、たくさん置けばいいわけではありません。

植物の間に少し。

小道の先にひとつ。

ふと目を向けた時に見つけられるくらいが、私は好きです。

庭の片隅で頬杖をついて寝転ぶ小人のガーデンオブジェ

これから秋に向かい、庭も少しずつ表情を変えていきます。

植物を整えながら、

「ここに何か置いたら、どんな景色になるだろう」

そんなことを考えるのも、秋の庭仕事の楽しみのひとつです。

草花に囲まれた庭に置かれたバードバス

植物と、庭にある小さなものたち。

どちらも大切にしながら、

これからも自分らしい庭をつくっていきたいと思います。

大貫茂子

こんにちは、大貫茂子です。2010年、教室の移築に合わせて雑木の庭をバラとハーブの庭に作り変えました。素材選びや植栽計画まで自身で手がけ、約130本のバラや四季の植物が楽しめる庭に。見てくださる方にも癒しと力を届けられるよう日々手入れしています。

関連記事

PAGE TOP